最近本当に、着物を通してたくさんの感動があります。関東大会に引き続き、昨日は心が震える一日でした。
成長してさらに成長。全く着物を着ることができなかったメンバー達が、鏡の無い舞台の上で一人で数分で着物を装い、関東大会を勝ち抜き、世界大会の舞台に立ちました。
私の師匠の中居先生は、茨城の代表を務めながら関東大会を取り仕切り、本当に本当にご多忙の中ご指導をしてくださいました。
少しでお世話になっている師匠と、私との縁で着物の道に足を踏み入れた大会出場者たちのお役に立てればと思い、私は今回も大会前に出来るだけ時間を作り、夜遅くまで練習に付き合いました。
受験、卒業、入学、転校、転職、引越し、体調不良、色々あるのは当たり前。魂が抜け出てしまいそうなくらい疲れている夜も、小さいお子さんの誕生日の夜も、家族や仲間の応援、旗を振ってくれる全ての人達の期待に応えようと一生懸命頑張りました。
当日の舞台メイクは、恭子仕込み。
美しくたくましく、気品と気合いがみなぎります。
私は一日中、子供の部の2人の付き添い。ママたちはそれぞれの舞台に集中。そして表彰台に立つ自分をイメージ。
本番直前、みんなお揃いの必勝お守りを握りしめて、舞台袖で緊張感と戦います。
私が伝えたのは技術ではなく目に見えない力。絶対に1番になりたいという強い想いと情熱、圧倒的な集中力とオーラ。魅せ方。それは舞台で奇跡を起こします。
集中。
集中。
集中(笑)
全ての審査を終えて、結果発表!
カジュアルの部準女王、2位、子供の部1位、2位、留袖の部2位おめでとう!
全てを出し切り、全員最後まで舞台の上で美しい笑顔でした。見事に結果が出し表彰台に上がることができた人も、そうでなかった人も、先生や仲間達、応援してくれた家族への感謝の気持ちで、最後まで美しい笑顔でした。それこそが、真の美しさだと思います。
本日は、母の命日。母の葬儀で喪服が着崩れてグダグダだったときから9年。1年後の世界大会で表彰台に立ってから8年。私はまだまだひよっこですが、またみんなと一緒に成長していきたいと思います。
全日本きもの装いコンテストは、1972年(昭和47年)に第一回が東京帝国劇場にて開催されて以来、40年以上にわたり続いている日本有数の権威あるきものコンテストです。多くの参加者によって着装や立居振舞の美しさが競われます。
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